2007年 08月 22日
君が生きてみたかった時代
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「コスケ、どうして"ピノッキオ"なんだ!」
・・・どうやら間違えたようである。
Il periodo storico in cui ti sarebbe piaciuto vivere。
「君が生きてみたかった時代」(合ってますか?)
と言う設問である。
PRONOME RELATIVOと言う文法を教わる。フランチェスコが例文を読み上げ、最初の回答者に自分を指名した。
ノートを取る事に一生懸命だった自分の理解度はいつも通り「イマイチ」である。
突然指名された上にもちろん設問の意味が良くわからない、そして不幸な事に
「periodo」(時代)と言う単語が解らなかった。(お恥ずかしい限りである。)
が、恥を良しとしない日本人。「periodo」ってどう言う意味?などと聞くのはプライドが許さない、現状での問題解決を迫られる事になった。
これが何人か先に答えた後であれば、その回答から大体の方向性を導き出せると言う物。
しかし今回はこの設問の先陣を切らねばならない、その方向性は無限大である。もちろん頭はプチパニック。
知っているはずの単語「storico」(歴史の)でさえ「story」(お話・英語ですね。)と大誤解釈し、導き出した設問の内容は、
「君が生きてきた中で一番好きなお話は?」
勝手気ままな方向性を決定した後は、それに対する回答を考えなければいけない。
頭の中から適当なストーリーを検索する。だが、下手に日本やアジアのストーリなどを答えても彼等ヨーロッパ人には解らない。
授業の流れをスムーズにするため、ここはグローバルスタンダードなストーリーを選択する必要がある。
と言うわけで。
「コスケ、君が生きてみたかった時代は?」
「えー・・・、あー・・・、ピ、ピノッキオ。」
ここ2日、ボローニャには雨が降っている。
by caffe-bologna
| 2007-08-22 00:16
| カフェボローニャを始める前に