2013年 04月 14日
大崎から五反田
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失意のどん底から這い上がるべく、さっそく新天地を探さなければいけない。
モーニングタイムを盛り上げたいので、立地としては事務所の多い場所、地元の駅よりも、勤務先の到着駅の方が圧倒的に朝のカフェ利用が多いのは実証済みである。
そしてモーニング、ランチ、5時以降のコアタイム以外の時間。さらに土日をフォローする為の地元住民もそれなりにいる場所。
両者の比率が6:4くらいが理想的なのだろうか。出来れば駅の出口は南口、北口のように別れるのではなく、乗降客の駅へのアプローチが一か所であることが望ましい。
物件を中心に出来るだけ360度方向、半径500メートルを商圏に出来る場所。これが川沿いや、道幅の広い国道の脇に立地していたりすると、向こう側のエリアは商圏から外れてしまうためそのエリアは半円形、つまり半分になってしまう。
大きな国道を横断してまでお店に来てくれるお客さんは少ない。
時々チェーン店が国道を挟んで両側、すぐ見える場所にあったりするのは、実はそれぞれの側でお客さんの棲み分けが出来ているのだ。
いろいろ考えていると、飲食店と言うのは本当に立地次第なんだなと思い知らされる。
もちろんすべての条件をクリアする場所を見つけることは難しいのだろうが、この立地選びで妥協してしまうと後々とんでもない苦労をする事は、今働いている青山のカフェで実体験済み。
どんなに魅力的で、どんなに個性があって、どんなに話題のお店でも、それだけでお店が成り立つほどの集客を見込む事は絶対に無理なのだ。
わざわざお客さんが目指してきてくれる個性のあるお店を作るのは、オーナーとしてはとても魅力的な事だけれど、残念ながらそれに付き合ってくれるお客さんはそんなに多くないのだ。
ましてやカフェと言う客単価の低い商売は、客の回転率が物を言う。客数をいかに上げるかが勝負。
ただ「そこにカフェがあったから入りました」と言う、お店のコンセプトに興味のないお客さんがいかに多く入ってくれるか。
この、「そこ」がとても重要なのだが、もちろんそんな場所は家賃も高いに決まっている。
そういう場所は大きな資本が赤字を承知でお店のイメージのために出したりする場所なのだから。
だから我々個人店は、B級の物件を探さなくてはいけない。
メイン通りほど人の流れはなくても、家賃が安く、その家賃を払っても何とかぎりぎり黒字を出せるくらいの集客が見込める場所。
それだけの集客が見込めるのなら、あとはその集めたお客さんの客単価をいかに上げるか。これはオーナーの腕次第。
やり方次第ではいくらでも大きく成長できる可能性があるのだ。
ここまでくれば色々なチャレンジが出来るようになってくる。経営も楽しくなってくるに違いないのだが・・・・・・
そういえば今日は大崎から五反田周辺を見て来ましたと言う記事のはずだったのですが、全く関係ないことを書いてしまったので、それはまた次回に書きたいと思いますよ。
by caffe-bologna
| 2013-04-14 02:08
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